2012-06-11 第180回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第5号
また、先ほども申しましたように、海上保安庁の今の現状勢力で、海から守るだけでは、大型巡視船のすき間をつき、漁船団が走り回り、島に取りついてしまう。一斉に魚釣島を目指したように見せかけておきながら、数隻は別の島に向かう。それを全て排除できるのかといいますと、かなり難しい。しかも、上陸されてしまったのでは、海上保安庁がすぐ手を打つことができないということになります。
また、先ほども申しましたように、海上保安庁の今の現状勢力で、海から守るだけでは、大型巡視船のすき間をつき、漁船団が走り回り、島に取りついてしまう。一斉に魚釣島を目指したように見せかけておきながら、数隻は別の島に向かう。それを全て排除できるのかといいますと、かなり難しい。しかも、上陸されてしまったのでは、海上保安庁がすぐ手を打つことができないということになります。
振り返って、いま持っておる現状勢力を見ると大体似ておったというのですが、これはなぜ似たのですか。このことを考えたある人によると、たまたまそうなったのだというのですが、そんなものなんですか。しかし見方によれば、そうじゃなくて、いまあるものでいいんだということを国民に植えつけるために、逆に理屈を考え出したという議論もあるわけです。この辺のいきさつを明らかにしていただきたい。
その方針は何かといいましたら、いわゆる四次防案と称して前に防衛庁から発表された、これが天下に非常に広く行き渡っておりますが、あの中に盛られたいろいろな増強部分というものは、この際全部見合わせるという一つの方針で、現状勢力の維持を中心として最小限度の予算を盛るという方針で査定したのが今度の予算であるということを、事実のまま申し上げたわけでございます。